安芸クイーン
樹種名 :ブドウ育成機関名 :(独)農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所
品種名 :安芸クイーン Aki Queen(あきクイーン) (系統名:ブドウ安芸津13号)
命名登録
登録番号 :ぶどう農林7号
登録年月日:1991年6月1日
品種登録
登録番号 :第3458号
登録年月日:1993年3月17日
品種登録出願者:果樹試験場
交雑年 :1973年
交雑組み合わせ:巨峰×巨峰(きょほう×きょほう)
品種の説明:
果粒は倒卵形で果粒重は「巨峰」なみの大きさで13〜15g程度。肉質は、塊状(「キャンベル」のようなかみ切れない肉質)と崩壊性(「甲斐路」のようなかみ切れる肉質)の中間であり、果肉の硬さはジベレリン処理した果粒では「巨峰」より硬い。甘味は高く、糖度・酸とも「巨峰」と同程度で、糖度18〜20%、酸含量0.4〜0.5%程度で食味が良い。フォクシー香(アメリカ系ブドウの持つ香り)がある。熟期は「巨峰」とほぼ同時期か、あるいはやや早い。育成地(広島県安芸津町)では、8月中下旬である。
果房重は花穂の整形により400〜500gに作ると良い。結実性は「巨峰」より悪く、種あり栽培する場合は、弱剪定が必要である。満開時と満開10日後に25ppmジベレリンの花房(果房)処理を行うと、種なしになるとともに良く結実し、良房を容易に得られる。種なし栽培では短梢剪定による栽培も可能である。種なし栽培の場合の花穂の整形は、花穂の先端4cm程度にすると良い。 この品種は鮮紅色のきれいな赤色が魅力であるが、暖地ではうまく着色しないことも多い。また、寒冷地では紫色になってしまう場合がある。着色を促進させるには、着果過多としないこと、着色期の果房に光を当てること、樹を落ち着かせるとともに夏季の窒素吸収を抑えることが有効である。
育成担当部署:
果樹試験場・安芸津支場(山根弘康、栗原昭夫、山田昌彦、永田賢嗣、吉永勝一、松本亮司、岸光夫、小沢俊治、角利昭、平林利郎、角谷真奈美、佐藤明彦)
発表論文など:
- 山根弘康ら.1992.ブドウ新品種‘安芸クイーン’.果樹試報22:1−11.
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